亡くなった祖父の金庫の開錠

相続等で長らく開けられていなかった金庫を入手された場合でも、鍵屋であれば金庫を開けることが可能です。
少し前にも、長らく使われていない金庫を浜松市で開けて参りました。
お客様は少し前に祖父を亡くされたという男性の方で、お客様が浜松市にある祖父の実家を整理されている際に、長年使っていない金庫が見つかったらしく、鍵屋までご連絡いただきました。
お電話を受けた翌日に訪問するお約束をし、お客様の待つ浜松市北区の戸建住宅に向かいました。
約束した時間にお住まいを訪問し、戸建住宅の2階の寝室まで案内していただき、寝室の押入れに据え置かれた金庫を見せていただきました。
作業対象の金庫は家庭用防火金庫で、両手で抱えられるサイズのものでした。
ダイヤルロックにシリンダー錠がついたオーソドックスな金庫で、ダイヤルはきちんと回すこともでき、鍵穴にも異常は見られませんでした。ただ、この金庫は30年以上前に購入されたものということで、ダイヤルの暗証番号も不明で、シリンダーキーも紛失している状態でした。
今回はシリンダーの開錠作業とダイヤルロックの番号割り出しの、2つの作業が必要でした。
2つの作業のうち比較的簡単なのはシリンダーの開錠です。通常の鍵を開ける要領でピンを用いてシリンダーの鍵穴を探ってピンシリンダーを探り、15分ほどの作業でロックを外すことができました。
次に、ダイヤルロックの作業に移りました。
ダイヤルの回転音を集音するための特別なヘッドセットを用い、指先の感覚に注意しながらダイヤルを回します。
粘り強くダイヤルの音の変化を聞き取ることで、暗証番号を割り出しました。
作業に要した時間はトータルで1時間20分ほどで、お客様立会いのもと、金庫の扉を開けることができました。
このような金庫のダイヤルロックの開錠作業は、鍵屋の中でも技量を積んだベテラン作業員でなければできない作業です。当方であれば家庭用、業務用問わず開錠できますので、鍵屋をご用命の際にはぜひ、当方までご連絡ください。