家庭用金庫鍵開け

浜松市のお客様より、金庫開錠のご依頼を受けたのは、ある月曜日の午前10時過ぎのことでした。
お客様は長らく使用していない金庫を転居に伴って開けたいと言われていました。ただ、金庫にはカギもなく、ダイヤル番号もわからず、金庫の開錠ができる鍵屋を探しているとの事でした。
金庫の開錠はベテランの鍵屋でなければ対応が難しい場合もございますが、当方であれば大丈夫です。
そのようにお答えし、お電話を受けた翌日に、お客様のお住まいがある浜松市天竜区に向かう事になりました。
お約束した時間に訪問し、お住まいの中に案内していただきました。
金庫は30〜40センチほどの大きさの家庭用金庫で、1階の和室の奥に据え置かれていました。
お客様のお電話ではダイヤル番号はわからないと言われていましたが、ダイヤルにはガムテープが貼られており、どうやらダイヤルロックが開錠している状態で固定されているようでした。
作業に先立ち、今後の金庫の用途についてお尋ねしました。
もし金庫を今後も使用するのであれば新規鍵の作成が必要ですが、転居後に使わないのであれば開錠だけの対応で問題ありません。
お客様によると、この金庫は廃棄予定とのことで、内容物だけ確かめたい、とご希望でした。
そこで、今回については新規鍵の作成はせず、鍵開けのみの対応となりました。
旧式金庫のシリンダー錠については、経験のある鍵屋であれば一般的な鍵の開錠作業で対応可能です。細長い針状の工具を2本用いて、シリンダー錠内部のタンブラーのピンを押し込みながら、鍵の開錠作業を進めます。
20分ほどの作業でシリンダーのロックを外す事ができ、金庫の扉を開けることができました。
お客様に金庫の中身を確認して頂き、作業代金をお支払いいただいて浜松市での作業を終えることができました。
今回の例のように、長らく使われていない金庫でも、鍵屋へ依頼いただければ金庫の中身を確認できます。開けられない金庫にお困りの際は、ぜひ鍵屋までご一報ください。