手提げ金庫鍵開け

この間、浜松市で雑貨店を営む店長さんの依頼で、金庫の鍵を開錠してきました。
火曜日の午前9時過ぎにお電話でご連絡を受けたのですが、手提げ金庫の鍵を紛失してしまい困っている、と言われるのです。そこで、お電話を終えるとすぐにお客様のお店がある浜松市東区に向かうことになりました。
現地に到着すると、店長さんより出迎えていただき、問題の手提げ金庫を見せていただきました。
手提げ金庫は片手で抱えられるほどの大きさのもので、ギザギザの鍵で開閉するタイプのものです。お客様はこの手提げ金庫を釣り銭入れに使われており、前日までの売上金も入っているので開けられず、お店も開店できないとお困りでした。
このタイプのものはすでに何度も開けた事があるので、開け方の要領はすでに把握していました。
さっそく工具を取り出し、鍵の開閉作業を開始しました。
手提げ金庫の鍵は小さく、業務用金庫に比べると簡便的な作りとなっているので鍵穴を壊さないよう、繊細な作業が必要です。細いピン状の工具を用いて、シリンダー内のピンを押し込み、開錠作業を行いました。
5分ほどの作業で、鍵を開けることができました。
金庫の中身を確認されたお客様は、これでお店を開店できるとお喜びになり、感謝の言葉をかけていただきました。
最後に請求書を作成し、作業工賃をお支払い頂いて、浜松市を後にすることになりました。
手提げ金庫の鍵を紛失された場合、素人の方は見様見真似でヘアピンを用いて開けようとされるケースがあります。ただ、ピッキングについては専門の教育を受けた鍵屋のみできる技術なので、素人の方が鍵開けするのは不可能です。
さらに、安価な手提げ金庫を使用している場合、強引に開けようとして金庫を破壊してしまう場合があります。でも、手提げ金庫を壊すと中の紙幣を傷つける恐れがあるので、おすすめできません。そんな時でも、鍵屋を利用していただければ、金庫の紙幣を傷つけずに開錠可能です。
金庫の鍵のトラブルについても迅速に対応いたしますので、鍵を紛失された際にはすぐに鍵屋にまでご連絡ください。