徘徊防止鍵の取付

今回、お客様からのご相談で同居されている義父が90歳というご高齢ということで最近夜に家族が寝ている間に、外出してしまいそのまま自宅に戻る道を忘れてしまって警察のお世話になってしまうというトラブルが頻発しているので、なんとか徘徊防止の鍵を玄関に取り付けたいという内容でした。最近は、高齢者が増加しているという背景もあり、こういった徘徊トラブルに関するご相談も急増しています。私ども鍵屋は、こういった特殊なカギの取り付けにも対応しております。今回のご依頼者の場合は一戸建てにお住いということでしたので、玄関の鍵を徘徊防止専用の鍵に取り付けることで対応できることをお伝えさせていただきました。

早速作業車を走らせ、ご自宅に到着しました。ドアの鍵の確認を行い、いくつかある徘徊防止の鍵の種類をご説明させていただきました。おすすめとして、玄関ドアの内側にある鍵のつまみを交換する方法があります。これは外側は交換しないので最もシンプルな方法となります。徘徊防止用のつまみを取り付けることにより、ご高齢のかたが内側から鍵を回してドアを開けようとしても、つまみがないため鍵を開けることができないという仕組みになっています。ですから完璧に徘徊を防止することができる最も安全な鍵なのです。

こちらの鍵を取り付ける作業を早速はじめました。施工のステップ自体はとても簡単ですからだいたい50分もあれば全ての作業は完了しました。内側から鍵をかけることができるようになり、お客様もお義父さんの外出を予防することができ、これで一安心といったところでしょう。